戦時旅行鞄 −−金博士シリーズ・6−−
昭和初期の作家である海野十三の作品。作者は逓信省電気試験所に勤務の傍ら、科学小説を書き続け、後に日本SFの父とも呼ばれる。初出は「新青年」[1941(昭和16)年]。後に「海野十三全集第10巻 宇宙戦隊」[三一書房、1991(平成3)年]に収録。金博士シリーズ・6。毎度金博士にしてやられているも醤買石閣下、ついに博士を殺そうと画策する。恩師だった王水険博士を利用しておびき出そうというのだが。話は「大使館の始末機関」に続く。
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